地域が育てる子どもたち

〈新城市立八名小学校〉

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八名小学校共育支援グループ

新城市の南部に位置する八名小学校。校区には、豊かな田園風景が広がり、子どもたちを地域で育てるという気持ちにあふれている。
本校は、毎週水曜日を英語の日としている。共育支援員である地域の英語講師2名が来校し、朝学習の15分間と1限の英語活動を担任と行っている。今年度より、新学習指導要領へ対応できるように、木曜日の朝も英語活動を行い始めた。6月の学校公開日には、英語活動の授業を行い、その様子を多くの保護者や地域の方々が興味深げに参観していた。
また、昨年度より、共育支援員の方が放課後下校バスを待つ児童に対して、スライド映写会を開いている。月に一度の水曜日の開催を、多くの児童が心待ちにしている。その日以外の放課後は、別の支援員が来校し、図書館や低学年の教室等を利用して宿題や折り紙等をする子どもたちを見守っていただいている。午前中には、図書館の掲示物や図書紹介コーナーをつくっていただいており、子どもたちも楽しみにしている。
さらに、課外活動が行われる授業後、総合的な学習の時間を中心とした授業等にも当たり前のように保護者や地域の方が共育支援員として来校する。
特に、毎年5年生が行う%e5%85%ab%e5%90%8d%e5%b0%8f%e7%94%b0%e6%a4%8d%e3%81%88米作りでは、籾まきから脱穀までの間を支援員の方がずっと指導してくださっている。農業が盛んな学区について知り、そこで生きる人々の思いにふれるとてもよい機会となっている。
今年も、地域で盛んなお茶づくりを紹介したり、地域の野菜作り名人が低学年の指導にいらしたりするなど、支援の輪が年々広がっている。
このように、共育支援グループを中心に、地域全体が子どもの成長を見守る中で、子どもたちの心には、ふるさとを大切に思う気持ちが育まれている。
(新城市立八名小学校教頭 原田 耕三)

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